■ Facoat RALLY MONGOLIA 2014 参戦記 最終更新日:2014/12/5

 


スタート前の一枚(コマ図の予習はかかせない)

Etap2 初めての敗北

  この日はSSが2本ありスタートからSSが始まった。SS2のスタートはその日のビバークスタートのビバークゴールというループする内容になっていた。
 きのう苦戦したラリーコンピューターなどの機器類の使い方にもだいぶ慣れてきた。しかし小さなミスコースはありその度に菅原会長からのプレッシャーをひしひしと感じる。そしてSS1終盤にさしかかりゴールまであと少しというところで後ろにライバルの尾上氏のジムニーを確認、その瞬間何かのスイッチが入ったかのように車内は戦闘モードに切り替わった。今までの車内の空気が一変し張りつめた緊張感が走る、先輩方から話には聞いていたのだが想像だけでなく実際に体験みないとわからない緊張感である。この時が私にとっては初めての勝負となったのだが冷静さを保つのに必死だった。


そしてSS1のゴール………。


結果は何とか逃げ切った。しかし差を詰められたのは明らかで午後のSS2のスタートではぴったりと後ろにつかれる状態になってしまった。

  そして午後SS2が始まった。菅原会長と私は前半から飛ばし逃げ切る作戦を立てた、私はナビゲーターとしてミスコースが許されない状況だということを即座に感じ取った。そして前日にはない車の操作をする菅原会長の姿が隣にはあり、車のスピードも上がってきていた。どうやら前日までは肩慣らしだったようだ。しかしそんな状況でも不思議と安心感があり怖いと感じる事もなかった。

 SS2中盤恐れていた事態が起きてしまう、井戸脇のオフピスト(道がないところ)を行くというコマ図の場面でうまく見つけることができなかった。落ち着いて探そうとしていた時後ろから赤いジムニーがやってきて鋭いスピードで私たちを追い抜いていった。尾上氏のジムニーだ! その後赤いジムニーの後ろ姿を必死に追うもビバークでフィニッシュを迎える。そしてこの日の勝負は負けってしまった、言葉にすることのできない悔しさを感じたビバークだった。。

 

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