7:30に起きたのだが、それでもずいぶんのんびりしているような気がする。まずは#42岩井さんの捜索だ。本部からの連絡によると、ETAP2−214km地点の町にいるらしいので、早速聞き込みを開始。ほどなく岩井さんを民家にて発見し、バイクを回収する。本部にその旨を伝え、いざ出陣と思いきや、エントラントが1人行方不明なので160km地点まで戻ってくれと指令が入る。たかが50kmされど50km。往復100kmは場合によっては5時間コース。カミオンバレーにはちと辛い。だが、しかぁーし!エントラントの救出が我々の使命である。岩井さんには町に残ってもらい捜索を開始した。 無線で呼びかけながら捜索するが、まったく反応なし。そうしている間に160km地点に到着。手がかりがないまま、来たばかりの道を逆戻り。帰りはなんと、さっきの町まで1時間弱。アベ50km/hちょい!?こんなコースばかりだと良いんですが・・・山田さん。でもラリーだから・・・。 |
![]() |
町で岩井さんと合流後、燃料を補給し、13:15再スタート。ゲルでの聞き込みをしながら走っていると「赤い旗をつけた小さなジープが行った後に二輪が3台通過し、その1台は夜中に走っていった。」という情報をキャッチ。この赤い旗をつけた・・・は間違いなくジムニーだ。でも、その赤い旗は鯉のぼりって言うんだよ。そんなことはどうでもよい。”夜中に1台走り去った”というのがポイントである。ということは、どうやらラリーを追いかけて自力で走っているようだ。(余談ですが、このような状況になってしまった方は、必ずどこかに連絡をとって下さい。主催者は行方不明者の所在が確認できるまで、どこまでも探し続けます。所在がわかるだけで色々な対応ができるのですから。) 今大会で最も厳しい峠越えは、協議のすえ迂回することが決定。峠手前の町オトゴンからオリアスタイまでは、この峠越えが最短ルートであるが、尾根ぞいを左回りに迂回するコースをとることになった。しかし、モンゴルの道はどこへ行っても厳しい道ばかり。正確なルートがわからないのも重なって、なかなか距離をかせげない。しかも、スタックの危険をはらんだ沼地があちらこちらに顔をのぞかせている。仕舞いには瀧のような大雨に降られ、散々な目に。迂回は嫌いだ。 オリアスタイの町まで20km程の地点で、やっとオンコースに合流。ここには大きな木造の橋がある。距離はざっと200m。下見に行ってみると、とにかくひどい。木は腐り、そこらじゅうに穴があいている。とてもじゃないが、このトラックでは通過不能である。意を決して川渡り。なんなくクリアし、ホッと一安心。眠い目をこすり、24:00にオリアスタイに到着。本部に連絡を入れると、ETAP4は砂丘地帯のため走らないで良いと言う。ちょっと残念だが、明日中にETAP4のビバーク地に来ればよいと言うので、オリアスタイでビバークを張ることに。少しゆっくり出来そうだ。 |
TOTAL 400km |
走行時間 16時間 |
![]() |
![]() |
![]() |