車検等の検査終了後、翌日グランドスタートとなるチンギスハーンホテルをエントラントより先立ち、まず最初の任務地であるリエゾン中にある325km先にあるETAP-1のCPへ向かいスタートする(15:13)。
ウランバートルの街中を抜けて、郊外へと進む。道は舗装路。しかし、いたる所に穴があり、その穴を通過するごとに車に強い衝撃が襲う。あまりの穴の多さと衝撃のすごさに久しぶりに車酔いをしそうになるが、「酔う」と思った瞬間、次の衝撃が襲ってくる。酔っているヒマも無いということだろうか。

また、道ばたのゲルでハンマーのようなものをこちらにかざしている光景を何度となく見ることがあった。我々カミオンバレーを応援してくれているのかと思いきや、通訳のハグワーが言うには、「お食事処」のサインで、かざしてるのはハンマーではなく、肉を棒に刺したものであること。そのサインにつられて寄ってはみたかったが、そのような時間は無い。とにかく急がなくてはならない。しかし、行けども行けども道ばたで同じような格好をしているのは見ていて滑稽である。
ところで、ナビゲーションに関しては、目的地のCPまで舗装路の1本道なので特に難しいということはなかった。しかし、ナビゲーションに必要なナビゲータ用トリップメータに異常があることを発見、補正係数が入力できず正常な距離数を示さないのだ。これは大問題である。
また、GPSの使い方も予習をしておいたものの十分に理解ができていないなど不安を抱えた状態であった。さらに、あるGPSポイントに近付いたと表示がされやいなや、その地点が10km後ろにあると表示するなど、このGPSなんだか調子が悪いようだ。
そうこうしているうちに日が落ち、あたりは闇に包まれてきた。目的地に近付いているようだが、トリップメータもGPSも不調なので、今現在自分達がいる位置さえも正確に分からない。。。しかし、幸いなことに今回目的地となっているCPは去年と同じ場所なので、去年参
加した2人のカンを頼りにどうにか到着(23:51)。こうして、トリップメータとGPSに不安を抱えながら、カミオンバレーの1日目は過ぎていった。
