■HOME

■TOP
■8/13
■ETAP-1
■ETAP-2
■ETAP-3
■ETAP-4
■ETAP-5
■ETAP-6
■ETAP-7
■ETAP-8

■番外編

■8月19日[晴れ]/ゾーモッド〜アルベイヘール(ETAP-6)

 全てのエントラントがスタートした後、カミオンバレーもビバークを後にする(8:30)。スタートしてすぐに数台のエントラントが逆走してこちらに向かってきた。話を聞くとコースを見つけられないとのこと、コマ図にも「見えにくいピスト」とある。
 13km地点で#27がコース上に止まっているのを発見(9:10)。エンジントラブルのためリタイアするとのこと。車両を回収し、エントラント自身は体に何も問題はないのでカミオンに乗ってもらう。乗り込む前にこのエントラント、現地の人からガソリンと引き換えにモンゴル名物の馬乳酒をペットボトル1本分(1.5リットル)を手に入れていた。あんなに暴れる車内で酒を飲むとは、そうとういい根性をしているようだ。

スタートをしてすぐに各車が迷走する

 10:48、#1が転倒骨折、リタイアするとの連絡が入る。エントラントの収容をどうするかまだ決定しておらず、カミオンバレーに乗ってもらう可能性もあるとのこと、とにかく急いで現場に向かわなければならない。
 急がなければならないが、コマ図にある目標の井戸が見つからない。道を見ても二輪や四輪が通った跡さえもない、ミスコース。しかし、幸いなことに我々の直後を走行していたオフィシャルの車両を見つけ、なんとかコースに戻ることができた。そうこうしているうちに、#1の転倒現場に到着(79km地点、12:39)。エントラントは既に他のオフィシャルに収容されており、バイクだけが残っていた。回収作業終了後、再び走りはじめる(13:35)。15:05、150km地点にあるCPに到着。160km付近より、ゴビ・ハイウェイに入る。平行して走るピストが十数本ある、路面も比較的穏やか。対向車もない。大平原のなかを気持ちのよいスピードで突き進んでいく。しかし、このハイウェイに入ってから5km地点にあるはずの分かれ道が出てこない。その間にも、トリップメータは6km、7kmと距離を重ねていく。たまりかねてドライバーに相談をし、一つ前のコマ図の地点まで戻ることになった。
 戻った地点で、GPSポイントを確認したが道は間違えていないようだ。再び、そこから計測をしなおすとコマ図どおりに分かれ道がでてきた。自分がトリップメータの計測開始地点を見誤ったことが原因らしい。

 174km地点で町に差しかかる。いままで何度となく犯した同じようなミスをしないように、目標物を見つけそれに進んでいこうとする。しかし、迷う、道が分からない。。。その後、ドライバーの助けを借りてどうにかその場を通り過ぎた。
 19:23、285km地点にあるRCPに到着。そこでしばらく休憩をとる。360km地点でまた町があらわれた。今度こそ、さっきのようなミスは犯さないようにと思ったが、日が落ち辺りは真っ暗。目標物を探すのさえままならない。結局、現地の人に道を聞いて町を出る。その後は、GPSを頼りにビバークに向かうことになった。そして、ビバーク到着(2:57)。

こいしです。